ひょうご安心ブランドである七代目 藤岡農場のにんにくを使用し、温度・湿度・熟成時間を調節しながら独自の方法で約30日間熟成発酵させて製造しております。同業他者の黒にんにくに比べ、匂い、エグ味がなく、プルーンのような味と触感を楽しむことができます。身体にいいこと初めてみませんか?
平成30年度「五つ星ひょうご」に選定されました。
ひょうご五国(摂津・播磨・但馬・丹波・淡路)の豊かな自然や歴史・文化を生かした商品の中から、ひょうごの良さをアピールする「地域らしさ」と、これまでにない「新しさ」を兼ね備えた商品に送られます。
黒にんにくの歴史は浅く、三重県が発祥と言われています。にんにくを熟成発酵させることにより、甘みが増しフルーツのような感覚で頂ける黒にんにくに変わります。なぜこのように黒くなるのか。それは、高温に熱したフライパンでお肉を焼くと色が変わりますよね。それを「メイラード反応」と言います。メイラード反応とは、高温によって細胞内の糖とアミノ酸が反応し、褐色現象が起きることなのです。だからにんにくも黒くなります。にんにくは、その味と臭いで食欲を増進させる効果がありますが、その反面臭いが気になって食べないという方もたくさんいらっしゃると思います。その点、「黒にんにく」は、発酵熟成によってにんにく特有の辛味もなく、逆に糖度が増してまるでフルーツのような味になっています。その上、特有の臭いもないため、気にせず食べて頂けます。食感は柔らかく、初めは「えっ?」と思われるかもしれませんが、決して腐っているわけではありません。高温多湿の環境にさらすことで中身が黒くなり、火が通ったため柔らかいだけですので安心してください。
平成27年に「黒にんにく」と出会い加工を始めました。見よう見まねで作り始めましたが、何度作っても納得いく物が出来ずに捨てました。口に入れて噛むうちは感じないエグ味を、飲み込むときに舌の奥に微妙に感じるのです。毎日美味しく食べて頂ける黒にんにくを、自信を持って販売できる味になるまで山のようなにんにくを捨てました。にんにくの生産を始めてから病気のため収穫できず、破棄した量は数万個に達します。やっと栽培が安定して生産にこぎつけた平成29年、にんにくは兵庫県認証食品「ひょうご安心ブランド」に認定されました。平成30年産の黒にんにくへの加工は、これまでの数十通りの温度・湿度・時間のデータを元にした製造工程により、安定した仕上がりになっています。この味にたどり着くまで約4年。試行錯誤を重ね納得のいく味に仕上げました。何万個という黒にんにくを捨て、それでも諦めず、味にこだわり、やり抜いた傑作品です。平成30年5月11日、当農場で製造した黒にんにくを「黒葫玉(こっこおう)として、商標登録致しました。熟成黒にんにく「黒葫玉(こっこおう)」は、平成30年度の「五つ星ひょうご」に選定されました。これからも、栽培面積を増やしながら、多くの方に喜んで頂ける商品を作っていきます。
*黒葫玉はお薬ではないため、どの病気や症状に効くとは記載することができません。そのため、以下には黒葫玉に含まれる成分を参考程度に記載しております。
黒葫玉は通常のにんにくと比べ、総ポリフェノール量が*646mg/100gと同業他社の黒にんにくと比較しても非常に高い値が検出されました。またにんにくと比較してもその差はなんと8.5倍。ポリフェノールは一日1000mg以上摂取することが望ましいと言われています。(*個体差があるため全てがこの値になるわけではありません)
ポリフェノールは
抗酸化作用による動脈硬化・脳梗塞などの予防
ホルモン作用の促進
に効果があるそうです。
(株)マシス食品医薬品安全評価分析センター調べ
通常のにんにくにはあまり含まれていないS-アリル-L-システインが黒葫玉にはなんと*17mg/100gも含まれています。にんにくと比較すると差は17倍。S-アリル-L-システインもポリフェノールと同様に抗酸化作用を持ちます。(*個体差があるため全てがこの値になるわけではありません)
S-アリル-L-システインは
抗発がん作用
肝細胞保護作用
認知症予防
血圧を下げる作用
動脈硬化、心臓疾患の予防
に効果があるそうです。
(株)マシス食品医薬品安全評価分析センター調べ
スーパーオキシド消去活性 DPPHラジカル消去活性
上記で示したように黒葫玉にはポリフェノール、S-アリル-L-システインが含まれております。そこでスーパーオキシド消去活性、DPPH消去活性を(財)日本食品分析センターで調べて頂きました。スーパーオキシドは活性酸素の一種です。このスーパーオキシドがDNAやタンパク質を攻撃し、変異をもたらすことによって様々な病気に繋がると言われています。どちらの消去活性も他の野菜と比べても高い数値が検出されました。
(*このデータは再現性をとったわけではありません)
アンジオテンシン変換酵素阻害試験
アンジオテンシン(ACE)変換酵素は血圧の制御に重要な役割を持っています。これはACEⅠをACEⅡに変換する際にお手伝いする酵素です。ACEⅡは血圧をあげる作用を持っています。「ACE変換酵素の活性が下がる=ACEⅡがあまりできない」ということになります。つまりACEⅡができないため、血圧上昇にブレーキをかけるという見方ができるそうです。
検体:黒にんにく
(*このデータは再現性をとったわけではありません)
(財)日本食品分析センター調べ
にんにくと黒葫玉のアミノ酸比較
ほとんどのアミノ酸で数倍の増加が見られました。中でもグルタミン酸(0.84g/100g)、アルギニン(0.54g/100g)、アスパラギン酸 (0.46g/100g)と高い値が検出されました。同業他社の黒にんにくと比較しても高い値が得られました。
グルタミン酸、アスパラギン酸
→即効性のエネルギー源
アルギニン
→血管などの機能を保つために重要なアミノ酸
*個体差があるため全てがこの値になるわけではありません。
(株)マシス食品医薬品安全評価分析センター調べ
*比較に用いているにんにくは七代目 藤岡農場のにんにくを用いております。